診療のご案内
国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院
診療受付時間
外来受付
AM 8:30~AM 11:00
※診療科により、受付時間が異なる場合が
ございます。詳しくは各診療科のご案内で
ご確認ください。
休診日
土曜日・日曜日・祝日
開院記念日(7月15日に一番近い水曜日)
年末年始(12月29日~1月3日)
平成23年4月より全ての土曜日が休診となりました。
泌尿器科
泌尿器科は尿および性器に関する領域 ( 泌尿生殖器 ) で、主に外科系を中心として診る診療科です.具体的に取り扱う臓器は,腎臓,膀胱,陰茎,尿管 ( 腎臓と膀胱をつなぐ管 ) ,尿道 ( 膀胱より下部、陰茎先端までの尿が通る部分,陰嚢,精巣,前立腺などです。
あつかう疾患としては主として、次のようなものがあげられます.
前立腺癌の早期発見に最も優れた検査は PSA 採血です。 PSA 、直腸指診、超音波断層検査の結果などから、前立腺癌の疑いがあれば前立腺針生検を行います。
前立腺針生検:経直腸的超音波ガイド下に前立腺を穿刺して組織を採取し、病理組織学的に癌細胞の有無について調べます。検査は一泊二日の入院で毎週水曜日か木曜日に行い、検査結果は翌週の外来受診日に説明しています。
病理組織学的に癌と診断されれば、まず内分泌療法(男性ホルモン抑制療法)を開始します。胸腹部 CT 、前立腺 MRI 、骨スキャンの結果より臨床病期診断を行い、 PSA 値、年齢、臨床病期などの結果に基づいて最終的な治療法を検討します。 PSA ≦ 20 、年齢≦ 75 歳、前立腺限局癌ならば、根治的前立腺摘除術や小線源療法(放射線療法)の適応と考えられます。一方、前立腺限局癌であっても PSA>20 、年齢 >75 歳、あるいは有転移症例には内分泌療法を続けます。また、転移は認めないが被膜外浸潤を有する症例には内分泌療法に放射線外照射を併用します。放射線外照射は近隣の病院に通院での施行を依頼しています。手術適応例には術前内分泌療法を 3 ~ 6 ヶ月以上行い PSA 値が 0.2 未満に低下してから、自己血貯血のもと手術を施行しています。術前内分泌療法を行うと,完全切除率が高いというエビデンスに基づいています。手術後の腹圧性尿失禁は術後半年にはほとんどの症例で消失しています。また、小線源療法を希望される方は大学病院へ紹介しています。 PSA 値が高い方や漸増する方は、泌尿器科受診をお勧めします。また、 PSA 値が基準値以下の方でも 1 年に 1 回の PSA 検診をお勧めします。
腎細胞癌の手術は根治的腎摘除術を原則としますが、腫瘍径が 4cm 以下で腎外に突出している場合は、腎温存手術(腎部分切除術)も行っています。
腎盂・尿管腫瘍は、まず鏡視下生検を行い悪性腫瘍の組織診断を得てから腎尿管全摘除術を行うようにしています。
膀胱癌のうち上皮内癌は膀胱内 BCG 注入療法を行い、好成績をあげています。表在性膀胱癌は経尿道的膀胱腫瘍切除術を行い、一方、浸潤性膀胱癌は膀胱全摘除術および尿路変更術を行っています。また、壁外浸潤を有する場合には、手術前後に癌化学療法を行っています。尿路上皮癌は無症候性血尿をきっかけに発見されることが最も多いため、顕微鏡的または肉眼的に拘らず、血尿陽性例は早めの泌尿器科受診をお勧めします。
腎尿管結石は、体外衝撃波結石破砕術( ESWL )を第一選択に行っています。大きさ 9mm 以上の腎尿管結石、 8mm 以下の尿管結石でも一ヶ月経過をみても自然排石しない場合、あるいは水腎症が高度な場合などは ESWL の適応です。基本的に 2 泊 3 日入院で行っていますが、症例によっては日帰りで行うこともあります。 ESWL は侵襲性が低く破砕効果の高い治療法ですが、複数回施行しても破砕できない場合はレーザーなどを用いた内視鏡手術(経尿道的尿管砕石術、経皮的腎砕石術)に切り替えます。また、膀胱結石は内視鏡を用いた膀胱砕石術を行っています。尿管結石は側腹部から下腹部にかけての激しい疼痛を伴いますが、結石は意外に小さいことが多いです。 10mm を超える大きな結石ほど疼痛の程度は軽く、無症状のこともあります。大きな結石は水腎症の精査や XP 検査などで偶然発見されることがあります。無症状のため発見されないまま水腎症の状態が長期間続くと腎機能障害を招きます。また腎結石は再発率の高い疾患で、 5 年以内に約 40 %の方が再発します。以上のような理由で、大きさに拘らず腎結石を有する、あるいは結石の既往がある方は、定期検査が必要です。一般に、 4mm 以下の尿管結石は仙痛発作を生じますが痛みさえとってあげれば自然排石します。 5-8mm の尿管結石はせいぜい 1 ヶ月経過をみても排石しなければ ESWL などの外科的治療を行います。 9mm 以上の結石は痛みが軽度でも自然排石の可能性が低いため腎機能障害を起こす前に ESWL などの外科的治療を行います。結石治療は腎機能を温存するために行うと言ってもよいでしょう。
前立腺生検 約150件
ESWL 約150件
経尿道的内視鏡手術
(TUR-BT・TUR-P・TUL等) 約120件
開腹手術 約40件
医師紹介
大古 美治 部長
日本泌尿器科学会指導医,専門医
日本癌治療学会
日本 Endourology ・ ESWL 学会
日本老年泌尿器科学会

田尻 雄大 医長
日本泌尿器科学会認定医・指導医
上野 大樹 医員
日本泌尿器科学会
井上 雅弘 医員
日本泌尿器科学会