脳神経外科・健康コラム|頭痛について1(一次性頭痛について)

病院のお話・健康コラム

頭痛について1(一次性頭痛について)

脳神経外科

脳神経外科部長 野村 素弘

頭痛の種類 ― 一次性頭痛と二次性頭痛 ―

頭痛はよくある症状で、その程度は様々ですが、ほとんどの人が自覚したことがあるのではないでしょうか。日本人の3-4人に1人は頭痛を感じていると言われています。頭痛を感じたり、頭痛が続くと脳に何か異常があるのではと心配になると思います。しかし、頭痛のほとんどは心配のいらないものです。頭痛について、説明します。

頭痛には、脳には異常のない一次性頭痛と、脳に異常があっておきる二次性頭痛があります。一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。その他、神経痛があります。二次性頭痛には、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎・脳炎などにより起きる頭痛があります。

一次性頭痛は、命にはかかわらないこわくない頭痛です。

一次性頭痛について

【偏頭痛】
代表的な頭痛は片頭痛で、痛みは強く、嘔吐、吐き気を伴いますが、命にかかわることはありません。典型的な場合、痛くなる前に閃輝暗点といい、モザイクのような模様や虹のような色、ちかちかする光などが見えることがあります。片頭痛は脳の血管が拡張することにより起き,普通の鎮痛剤は効きません。特殊な薬が効果があります。

【緊張性頭痛】
緊張性頭痛は、一次性頭痛の中では最も多く、50%以上を占めます。鉢巻をまいたような、ヘルメットをかぶったような締め付けられる感じの重い痛みです。原因は、肩や首のこり、筋肉の緊張です。精神的なストレスも影響します。同じ姿勢を長時間とらない、首や肩の運動、適度な運動や休息が必要です。

【群発頭痛】
群発頭痛は男性に多く、一年のうちある時期に限って頭痛が起きます。頭痛は非常に強いもので、片眼の奥をえぐられるような痛みを自覚します。痛みは非常に強いですが、脳には異常はなく、症状に対して、特殊な鎮痛剤や酸素吸入などが効果があります。

【神経痛】
神経痛には、後頭神経痛、三叉神経痛などがあります。

後頭神経痛は、後頭部の皮膚の神経痛です。頭と首の付け根から上に広がるピリッとする痛みです。痛みは瞬間的なものです。自然に改善することが多い痛みです。

三叉神経痛は、頭の痛みというより顔の痛みです。多いのは口の周りの痛みで、歯磨き、食べ物を食べることによって口の周囲に激痛を感じるものです。風があたっても痛いほどの激痛です。原因は、痛みを感じる神経の三叉神経に血管があたることにより生じます。治療は、最初は痙攣止めの薬の内服が効果があります。しかし、徐々に効かなくなったり、眠気をともない日常生活に支障をきたす時は、血管を神経から離す手術を行います。(詳細は、脳神経外科ペ-ジを参照)。

頭痛が心配な場合は、ためらわず、受診してください。必要な検査をおこない、診断、適切な治療を行います。

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